水平線から昇る月

2014年10月8日、それは皆既月食の起こる日。 2011年12月10日から11日にかけて見られた月食と同じ写真を撮っても面白くないと思い、水平線から昇る月を撮りたいと思った。 ネット上に満月が海から昇る写真がときどきでまわっているが、あれが合成であることはすぐにわかる。暗い海面に月の光が反射して光っている。 満月は暗い夜には昇らない。薄明るい空の中を、ぼうっとあがってくるはずだ。 その様を撮ってみたいと思った。 残念ながら水平線から出てくる時刻には月は見えなかった。 水平線ギリギリの月の光は、通ってくる大気の層が厚いため、よほど快晴で湿度がない状態でないと見られない。 このくらいあがってからやっと見つけて撮ることができた。 月の出の時刻の五分程度のちだった。