未来市場創造会Blog

製造業のビタミン剤

日本の特徴は?

without comments

昨晩、事務局員で今回の司会も務めるKさんと、ワールド・ビジネス・サテライトに出演直前の鍋山徹さんに会ってきました。5/29の打ち合わせのためにです。いろんなことを話したのですが、そのなかでひとつ心に残ったことがあったので書いておきます。

昨今の東日本大震災と東京電力原発事故はひどい様相になってきました。原子炉は実はメルトダウンしていた。状況はなんとか平気だと発表していたが、その根拠はほとんどなんにもなかった。それでも一部の人たちは原子力発電をまだ推進しようとしている。一方で、東北の被災地ではいろんな支援がおこなわれているが、政府指導で何か具体的にこれからのビジョンが示されているかと言えば、まだほとんど何もない。グリーンピースが放射性物質に関して重大な発表をしても、政府が認めないからメディアはそれを流さない。

福島第一原発から50キロ離れた沖合で採取した海藻アカモク(ホンダワラ科)などから1キログラムあたり最高で13,000 ベクレル以上の放射性物質を検知。

また、沿岸海域においても独自サンプリング調査を行った結果(注3)、福島第一原子力発電所の南約30㎞から65kmの場所に位置する久ノ浜(ひさのはま)、四倉(よつくら)、江名(えな)、勿来(なこそ)などの漁港で譲り受けたアカモ ク、コンブ、フクロノリなどの海藻サンプルからも、1キログラムあたり最高で23,000ベクレル以上の放射性物質が検出されています。

グリーンピースのサイトより。

さて、こんな状況になぜ日本がなってしまったのか。鍋山さんは「日本人が日本人の性質をもっと知るべきだ」といいます。日本人には素晴らしい点がたくさんある。一方で、それが故に欠点もある。集団行動をするセンスと個人行動をするセンスのバランスが取れていないとおっしゃいました。確かにそうかもしれません。

先日高山にお祭りを見に行きました。30年に一度という壮大なお祭りです。高山には春と秋に大きな屋台を出しておこなうお祭りがあります。全国的にもねぶた祭や祇園祭など、大きな山車を使う祭がたくさんあります。現代なら大きな機械を使ってできるかもしれませんが、まだ機械が発達してなかった時代にあれを引き出すためには集団行動がしっかりできないと不可能でしょう。日本人はそれをずっとやってきたのです。集団行動はとても得意だと言えるでしょう。一方で個人行動はどうでしょうか? ちょっと前に聞いた話で驚いたのは、大学生がトイレで食事をする話です。どこまで信憑性がある話かは知りませんけど、学食で一人で食べていると友達がいないようで恥ずかしいからと、トイレで食事する学生がいるのだそうです。本当かなぁ? でも、もしかしたらいるかもしれないと思えてしまうところがこの話のすごいところです。いつ日本人はそんな民族になったのでしょう。

次回の未来市場創造会では、日本の特質とその可能性について、鍋山さんから示唆があり、それについていろいろと話し合うことになりそうです。

未来市場創造会が有効に作用し、いくつかのプロジェクトがここから立ち上がることを期待しています。

Written by Tsunabuchi Yoji

5月 18th, 2011 at 11:52 am

Leave a Reply

You must be logged in to post a comment.