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「短い物語を書く」のまとめ

2017年5月24日
By yoji

平成29年5月22日(月)にヒーリング・ライティング・ワークショップ「短い物語を書く」をおこないました。そのまとめをここに書きます。 おこなったワークは以下の通りです。 ワーク1 会話をしやすい仲良しの方を一人思い浮かべ、その方との架空の会話を五分間書いて下さい。 話のきっかけとして、どこかに大きな穴があいていることを前提として会話を書いて下さい。 ワーク2 物語を作る時の方法 その1 1.たった一行でその物語を書くとどんな一行か? 2.どんな登場人物が登場するのか? 今回は登場人物はなるべく少なく 3.タイトルは? 4.A4レポート用紙1枚程度の分量の概要を書くとどうなるか? この4つを全部で15分で書いて下さい。 ワーク3 物語を作る時の方法 その2 1.タイトルを考える。 2.いきなり物語を作っていく。 15分でいったん休憩 ワーク4 ワーク2かワーク3で書いた物語を完成させて下さい。 ワーク2を完成させる場合は、ワーク2で書いたことを参考にして物語を書いていく。 ワーク3を完成させるには、続きを書いていって下さい。 時間 1時間 最後に瞑想をしました。 参加者からは「自分の内面が出てきた気がする」「時空を超えるような体験をした」「思いがけないストーリーが出てきた」などの感想をいただきました。ワーク1の「大きな穴」という前提が面白かったという人が多かったです。 次回のワークショップはこちらに告知してあります。ぜひご参加ください。
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前回のお菓子

2017年5月12日
By yoji
前回のお菓子

毎回亜紀ちゃんにお菓子を作っていただいてますけど、前回のお菓子はこれでした。 桜のクッキーです。 でもこれだとクッキーが見えないのでもう一枚別の写真。 おいしそうでしょう。 文章を書きながら、好きなときにつまんでください。次回のお菓子はどんなものでしょう? 
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2017年4月19日
By aki

「ただいま〜♪」里でのミサから、天使が いつになく晴れやかな顔をして帰ってきて、言った。 「ご復活、おめでとう!」 「天使さん、お帰り! そっか、イースターだったんだね。 おめでとう!」 「お土産頂いてきたの。 ほら、見て…」 天使がそっと手のひらをひらくと、小さな卵が一つ。 「卵はね、新しく生まれた命の象徴として、 キリストが、十字架の死から永遠の命へと復活したイースターのお祝いに 飾ったり、プレゼントしたりするんだよ。」 海馬が優しく説明を添えた。 「うわぁ、卵かぁ…あぁこの丸み、それに なんだか、ほんのりとあったかくて、いいねぇ…」 卵を見て誰よりも親近感を覚えたキジが、「早く、ここにここに」と翼で促し そっと自分のお腹の下に収めた。 猿が「やっぱり蛙の子は蛙、鳥の卵は鳥だね! なんかしっくり収まっちゃってる。 いいなぁ…そしたらボクは、生まれた後におんぶしたり抱っこしたり、 ノミを取ったりしてあげよう。」 待ち遠しそうに言った。 「キジさんも猿さんも、いいなぁ。 だってボクは、どっちかって言うと 赤ちゃんでなくお母さん・妊婦さんの安産を守るのが専門だから…」 犬が羨ましそうに言いかけたが、すぐに 「でも生まれたら、一緒にお散歩できるね!」と思い直し、やはり 楽しみに待つことにした。 「じゃ、えっと、私は、私は…」帰り道、ずっと卵を手の中で温めてきた天使は、 にわかに芽生えた母性をどう発揮したものかと考えた挙句、 「分かった! 卵のあいだは、歌を歌ったり絵本を読んだりしてあげよう。 生まれたら、一緒に踊りも教えてあげることにするわ♪」ようやく役割を見つけた。 そんなやりとりを、海馬はじっと、少し悲しそうな顔をして見つめていた。 「ボクは…ボクには、今できることは…ないからなぁ… そこまで若いと、さすがにねぇ… だってボクは、主に老後担当だもの。」うつむいてボソッとつぶやいた。 「う〜ん…だからボクは、いつかやがて卵ちゃんが大きくなった暁に 張り切って出番に応えることにする。 それまで待つよ!」 気を取り直すようにすっと空を見上げた鼻の先の長さは、でも 気の遠さを物語っているようでもあった。 なんだかんだと語らいつつ、結局、キジのお腹の下の小さな卵に ギュウギュウと寄り合っている彼らに、桃太郎が近づいてきて言った。 「今回のテーマは、“大切なものを書く”だからね。」 ハイ、と差し出されたその種は、新しい命の鼓動と共に 彼らの思いを、一層、優しく大きく膨らませていく。
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「大切なものを書く」のまとめ

2017年4月18日
By yoji

平成29年4月17日(月)の夜に、ヒーリング・ライティング「大切なものを書く」を開催しました。概要は以下の通りです。 ワーク1 大切なものをリストアップせよ。五分間 ワーク2 リストアップしたものの中から、今日一番気になるものをピックアップせよ。一分間 ワーク3 以下に九つのポイントを示す。10分間にこれらの質問すべてに答えよ。 1.それはなぜ大切なのですか? 2.いつから大切なものになったのですか。 3.それを繊細に感じると何か見えてくるものはありますか? 4.それを感じると聞こえてくる音はありますか? 5.それを感じると思い出す感覚はありますか? 五感のうちほかの三つについて感じてください。 6.誰かほかの人がそれを大切にしていましたか? 7.それを大切にすることで何か利益やごりやくのようなものがありますか? 8.それは執着ですか? 執着が悪いということではありません。 9.何かシンクロニシティがありますか? それぞれのワークが終わったあとで、お互いに自分が感じたこと、気づいたことなどを言い合いました。 そしてワーク4。 ヒーリング・ライティングでは文章のデッサンで文章を書きます。それは以下のような約束に則って書くことです。 1.時間を決めて書く。 2.書き出したら一気に書く。 3.字を間違えたら丁寧に消さず、横線を引いてすぐ次を書く。 4.無茶苦茶でもいいので書くことを楽しむ。 ワーク4 ワーク2とワーク3で取り上げた「大切なもの」に関して文章を書いてください。15分間。 僕も参加者のみなさんと一緒に書きました。そのときの文章に一部手直しを加えたものをこちらにアップしました。 『日刊 気持ちいいもの』No.03290 17.04.18 「母のミシン」 次回のヒーリング・ライティングワークショップは平成29年5月22日(月)の予定です。テーマは「短い物語を書く」。 詳細はこちらです。ぜひいらしてください。
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2017年4月8日
By aki

春爛漫〜ポカポカ陽気に誘われて、桜が一斉に満開を迎えた。 桃太郎は「桃と甲乙つけがたいなぁ」と言いながらほれぼれと仰ぎ見、 犬は、花咲か爺さんと日夜灰を撒き続けた労苦をねぎらい合い、 猿とキジは、桜の木に‘登って’‘止まって’花にまみれたい衝動に駆られつつも それで散らしてしまうのは忍びないと、おとなしく見上げている。 天使も、うっとりと眺めてはいるものの、どこか気がそぞろ…その証拠に ゴキゲンならいつも出てくるはずの鼻歌が、ない。 実は、少々、気がかりなことがあるのである。 「新しいリンゴに慣れない…」 海馬が変換すると「先日、新しくPCを買い換えた。 その際、窓sのものからリンゴのものに変えた。 で、使いこなせるようになるまで目下悪戦苦闘中。」となる。 天使は元々、機械にはあまり強い方ではない。 嫌いではないが、理論やらウンチクやらが苦手。 物についても、一つの物を長く大事に使いたがるタイプだから、 前のPCも、かれこれ10年近く愛用していた。 故障や不具合があるわけではなかったが、いよいよもって サポートサービスが終わってしまうことになり、 否応なしに買い換えを迫られることになったのである。 「ならば心機一転、今度は全く違うのにしてみようかと。 それに 春はなんだか気分もウキウキするから、 新しいこと始めるのにちょうど良い気がしてね。 今はまだ、ちょいちょいリンゴにつまずいているけれど、 これからの冒険は、しっかりリンゴを携えて行けるようになりたい♪」 そんなわけで、時間を見てはリンゴを打ち、叩いてみているのである、 字面で見ると物騒だが、そっと、優しく優しく。 真新しい世界には、海馬の出番はなかなかないけれど、 いろんなことを「うん、そうか、なるほど」と密かに記憶にとどめるべく奮闘しているはずで、 そんな海馬に‘招集’がかかる日も、きっとそんなに遠くはない(…であろう)。...
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2017年3月24日
By aki

「あーーー残念。 いー残念、うー残念、えー残念。 おーーー残念っ。」 里から戻ってきた天使が、溜め息と呟きを繰り返しながら 力なさげに畑を耕し始めた。 「天使さん…一体どうしたんだろう?」 「うん。 何だかよっぽど残念だったんだね、残念過ぎて溜め息が五段活用になってる。」 どうしたものやらと声をかけあぐねる犬、猿、キジ。 せんなく上目づかいに見守っていると、さらに天使がこう呟いた。 「あぁパンナコッタ! でも、でももうニラレバは無し。 世の中やっぱり焼肉定食」とぶつぶつ。 「分かった! 天使さん、せっかく里に行ったのに美味しいモノ食べ損ねたんだ、 その残念度って言ったらもう、幻覚よぎるレベル、って推理はどう?」 ドヤ顔の猿が、天使を元気づけようと秘蔵のバナナを取りだすと、 犬とキジも、それぞれとっておきの骨と虫を取りだしてきた。 差し入れを携え近付いてくる三匹を見て、海馬が慌ててやってきた。 「違う違う、天使が残念がっているのは、野球の話。 天使は里に通って野球の試合を観てた。 侍組を応援してたけど、負けちゃった。 ボクも一緒に応援してたけど、米組との勝負はほんとに惜しくてね、 何だかボクまで、思わずボーっとしちゃってる…」 「そう…あとちょっとだったのよね」続きは、天使自らが説明しだした。 「みんなで野球観ながら、侍、侍ってワーワー盛り上がってね、 だってすごいの、こうカキーンって打ってパシーンって捕って、ああしてこうして…」 打つ捕る投げる侍の決死の美技は、変換器が天使の身振り手振りとなると どう見ても平和な盆踊り大会にしか見えないのだが、 興奮した口調は、間違いなくワクワク楽しんできたことを物語っている。 「でもパンナコッタとニラレバと焼肉定食って…」次なる猿の一投を、天使が 「ほら、これ! 桃太郎さんから新しい種を貰ってね、…」あらぬ方向に転がしかけると すかさず海馬が俊足を飛ばし、拾い上げながら 「その前日、桃太郎さんから‘意味のないことを書く’という種を貰っていたので...
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